人間か人間じゃないか

ウォーキングデッドを観ています。

とてもくだらないのですが、はらはらしますし、とても良くできていると思います。

 

ウォーカーと呼ばれるゾンビはもともとは人間で、噛まれたり引っ掻かれたりすることによって感染し、ウォーカーになるのですが、登場人物たちには「ウォーカーは人間なのか?」という葛藤が常につきまとっています。

 

とてもグロテスクで観てられないのですが、続きが気になってしまうようにできていて、まんまとそれにはめられています。

 

そして、本題です。最近、人間関係について考えることが多いのですが(悩んでいないですし問題もないのですが)、はっきり申しまして、ほんの一握りの人間以外は人間じゃないんだと思います。(わたしにとって)

 

こういうときだけ人間は関係性の中に存在すると思ったりしてるのかもしれません。ある人の喪失に心を傷めているのか、ただ「死」に心を傷めるのか。

 

昨夜は23時までということになっており、誕生日パーティということで了承いたしました。
しかし23時半になっても静かになる気配がなかったので(パーティーは終わり、幾人かは帰ったようですが)、わたしは洗面所に向かい、一言も口をきかずにドアを思いきり閉めて部屋に戻るというかたちを取りました。その結果大人しくなったのですが、わたしの心に多少の申し訳なさや色々なことが浮かんできました。結局あまりよく眠れませんでした。寝たのは2時半くらいです。起きたのは5時前です。これから8時間以上働きます。

朝起きると謝罪文がドアの下から部屋に入れられていました。申し訳ないということ、パーティールームが借りられなかったということ、もう二度と家でパーティーしないということが書かれていました。

こちらはもう会話する気もありません。わたしにとって、まだあなたたちは人間じゃないです。誕生日とか糞ほどどうでもいいのです。わたしは自分の誕生日もどうでもいいと思っています。仕方なく一般的に考えて大目に見るだけであって、個人の感情を持ち出せば、誕生日のなにがそんなに大事なんだということになります。

また謝罪は誰のためにあるのでしょう。わたしは人に心から謝ったことなどありません。わたしはわたしの言葉がわたしの心の申し訳なさに足りたと思ったことがないからです。そもそも謝ることは既に過ぎてしまったことに関することが大半ですから、正直、どうでもいいのです。ただ、今後二度と家でパーティーしないというのは評価いたします。ありがとうございます。もう粗大ゴミ人間だと思わずに済みます。ウォーキングデッドを観ながらウォーカーを一人召喚してやりたいと思わずに済みます。

 

人間じゃない人へ、人間じゃない人より